メディア

【ステーション】2017 0ctorber

息を長く吐く呼吸法で、脳の疲れを和らげ、快眠に。

井上敏榮 さん井上敏榮 さん
元町のトアロードでヨーガスクエアディーバを主宰。健康促進に役立つヨーガ療法、企業のストレスマネジメント研修を実践。多彩なプログラムで、さまざまなニーズに対応。
詳細はHPにて。
http://www.deva.jp/

 いよいよ秋到来!おしゃれもスポーツも楽しめる季節ですね。
 でも一方で不眠による体調不良を訴える人も少なくありません。「それは脳がリラックスできていない状態なんですね」と井上さん。
 夏の暑さによる疲れ、特に猛暑だった年の秋は、気温の変化についていけず神経が過剰反応し、自律神経が乱れがちです。
 最近、よく耳にする気象病という言葉。たとえば関節の痛み、肩こりや頭痛、イライラなど、季節の変わり目で起きやすい不定愁訴ですが、これも自律神経が乱れやすい人に、よく見られる症状です。
「まずは過敏になっている脳神経をニュートラルな状態にして、交感神経と副交感神経の切り替えがスムーズにできるようにしましょう」最も有効なのが、呼吸法。今回は徹底して呼吸法を中心に、快眠に導くためのヨーガ(ヨガ)を教えてもらいました。


 呼吸法

肺をじゅうぶんに使い、酸素をすみずみまで行きわたらせる。
セクショナル・ブリージング
体調が悪いときは、呼吸が浅く、肺を100%使えていない状態。
セクショナル・ブリージングをしっかり行って、肺全体を使った深い呼吸をめざしましょう。
気持ちが落ち着いて、眠りやすくなります。

 呼吸法+ポーズ

吐く息を長くすることで、脳をリラックスさせる。
ハンズストレッチ・ブリージングエクササイズ
呼吸法にポーズを組み合わせることで、より呼吸をしっかり深めるように。
「私たちは無意識に自然に呼吸をしています。
今から行うポーズで、呼吸をしっかり意識化できるようにします。目的は吐く息を長くすること。脳をリラックスさせるために、最も重要です」



緊張と弛緩を繰り返して、脳の疲労を回復させる。
アイソメトリック・ヨーガ
アイソメトリック・ヨーガは
筋肉の緊張と弛緩を繰り返して自らストレスを与えることで、
成長ホルモンを活性化して若さを保ち、脳疲労の回復につながります。
筋力・心理・脳のトレーニングになります。

 瞑想法

井上敏榮 さん「明日の仕事、段取りどうだったっけ?」「家に帰ったら、あれもこれもやらなくちゃ」と私たちは今日も、先のことで頭がいっぱいです。
加えてスマートフォンも肌身離さず、ゲームも夜遅くまで…。これでは脳が休む間がありません。
「脳をリラックスさせるためには、脳で今行っていることを観察する。呼吸を数えることで“今に集中”瞑想しやすくなります」と井上さん。



(1) 背すじを伸ばして、肩の力を抜き、体を楽な姿勢にする。
(2) 自然呼吸を繰り返し呼吸に意識を集中する。
※コツは息を吸って吐くを1として数え、10までカウントする。途中雑念が入ったらやめて、最初からカウントし直す。

瞑想で集中力がアップ
脳の血流がよくなり物忘れも改善され不安感情がより少なくなります。

★瞑想は1日5分、できれば20分。毎日続けることでストレスが原因となる。体の不調が改善される、と言われている。
※ハーバード・ジョンソン著『リラクセーション反応』



→メディア 掲載情報一覧へ戻る