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【ステーション】2010 November

ヨーガのチカラでストレスオフ。冬に備えて、冷え症に負けない体に。

この夏の酷暑で、体調を崩した人も多いはず。
そこで今回は体を温めて、体調を整えるヨーガのポーズを井上先生に教わりました。
冬に備えさっそくチャレンジしましょう!

井上敏榮 さん井上敏榮 先生
神戸・元町のトアロードで「ヨーガスクエアディーバ」を主宰。ヨーガセラピーに加え、マタニティヨーガ、高齢者向けのアンチエイジングクラス、PC疲れに対応したアイリフレッシングクラスなどプログラムは多彩。日本ヨーガ療法学会の認定ヨーガ療法士として、リハビリテーションなど総合医療の現場でも活動。

 女性にとって大きな悩みが、冷え。年齢を重ねるとさらに深刻になっていきます。
「人間の体は“頭寒足熱”が健康な状態といわれています。冷え症の人は血の巡りが滞って、足が冷たく、それでいて顔はほてるという、正反対の状態。自律神経の調節ができなくなっているのです。体温は1℃下がると免疫力は30%落ちるともいわれていて、若いころは代謝もよくなんとか乗り切れても、年齢を重ねた体にとって冷えは大きな負担。疲れやすくなったり、よく眠れなかったり、病気にもつながりかねません」と、ヨーガスクエア ディーバの井上敏榮さん。
5年後、10年後の自分のためにも冷えに強い体をつくることが大切です。「夏場にエアコンの風にあたったり冷たいものの摂り過ぎという外的要因もありますが、ストレスも問題。ストレスを感じると、体が緊張して血流が悪くなって、冷え症につながってしまいます。ヨーガのポーズは緊張と弛緩のくり返し。グッと緊張させて、フワッと緩めることで、年齢とともにかたくなった体をほぐし、リラックスするリズムを体に覚えさせていきます。自律神経が整うと、自然とストレスをためこまなくなりますよ」
 ポーズはシンプルなので初心者でも安心。深く呼吸しながら、心と体のバランスを整えて、ストレス冷えしない体を目指しましょう!!

井上敏榮 さん
◆ ヨーガの基本「呼吸」を意識する!
ヨーガでは呼吸に意識をおいて、自分を観察していきます。
息を吸う時に体は緊張し、息を吐く時にリラックスします。緊張すると呼吸が浅く、速くなります。吸う息よりも吐く息を長くすることで、心も穏やかになっていきます。
呼吸とともに変化する自分を感じてください。


井上敏榮 さん
◆ ヨーガの基本「呼吸」を意識する!
今回のポーズのポイントはアイソメトリックトレーニングです。マシンやダンベルなどを使わないため筋肉に無理をかけず、筋肉を動かさずに最大筋力をかける方法です。たとえば手のひらを胸の前で合わせ、ひじを張って、手のひらを押し合うように負荷をかけることで、成長ホルモンを活性化させて老化防止になり、女性ホルモンのバランスを整えます。息は止めずに、押し合うとき(アイソメトリック)は100%の力ではなく、自然呼吸しながら30〜40%の力で行いましょう。がんばり過ぎて息を止めると、血圧が上がり心臓に負担がかかります。


井上敏榮 さん
◆ 日々の生活の中でちょっとずつリラックス貯金しましょう!
井上敏榮 さんただぼんやりしているだけでは、リラックスしているとはいえません。心と体を休め、精神を落ち着かせるためには、呼吸を感じて「無」になることが大切です。毎日の中で、ちょっとずつ「無」になる時間を積み重ね、リラックス貯金しましょう!
方法は、椅子に腰かける、壁にもたれて床に座って行う、どちらでもOK。おなかに手を当てて、呼吸を意識し、吸って吐いて10回数える。この間に考え事をしたり、数を間違えたら、また1からやり直して。


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