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【神戸新聞エル・アイ】2006 JANUARY+FEBRUARY Vol.52

心と体と地球にやさしいLOHAS(ロハス)生活始めよう。

いわゆるロハス生活をしている人はすでにたくさんいます。今回はヨーガの先生・井上敏榮さんのロハス生活を紹介します。自分にも、環境にも優しい生活を送っている人は自然体で笑顔がとてもすてきなのが印象的です。お手本にしたいですね。

● 私のポイントABC ●
井上敏榮 さん

A.朝ご飯も玄米と野菜中心でしっかり手作り。玄米ご飯に、ダイコンと手羽先、ブロッコリーの煮物、カボチャの煮物、ひじきの煮物は大豆、レンコン、ニンジン、きぬさやで栄養と彩りもバランス良く。

10代のころから体調を整えるためにヨーガを始めたと言う井上敏榮さん。「ヨーガに出会って、自分の体のことに注意を向けるようになりました。肌が弱かったので、石鹸を使うようになってずっと続けています。環境のことを考えても、石鹸はいいと思うんです。」化粧品などは無添加のものを使ったり、アロマテラピーを勉強して手作りのスキンケア化粧品にもチャレンジ。数年前からは、合成洗剤をなるべく使わず、クエン酸や重曹を使ったハウスクリーニングも心掛けているそう。「自分の好きな事やいいと思ったことは、試してみて、できる範囲で続けています。」ヨーガは内面的、肉体的な要素として、アロマテラピーなどは外側からのアプローチとして、それらを自然に、さり気なく暮らしに取り入れているのが井上さん流ロハス生活です。食事は玄米菜食を中心に、なるべく手作り。ゆっくりできる朝はバスソルト入りのお風呂で汗を流し、仕事先のヨーガ教室まで15分程の距離を歩きます。とてもハードなレッスンや仕事をこなしながらも、ゆったりと優雅な暮らしぶりが伺えます。しかも、「特別ではなく、すぐに見習えそうなところがロハス」と言えます。「ヨーガの考え方でも、バランスが大切です。「これじゃないといけない」と思わずに、自分の心をコントロールしながら、無理せず、長く続けていけるようなスタイルがいいですね。」



井上敏榮 さん

B.通勤はいつも徒歩。普段でもなるべく歩き、3階くらいまではエレベーターも使わず階段で。靴は足に合わせた中敷をオーダーメードできる店で作り、洋服もなるべく天然素材のものでコーディネート。ナチュラル&シンプルをセンス良く着こなすのもロハスの一例。



井上敏榮 さん

C.通長年使っている無添加の石鹸。香料などを用いず、肌にも優しい(写真上左)。 イタリア旅行のときに見つけたという修道院で作られるハーブ入りの歯磨きやシャンプー。(写真上中)。掃除用も石鹸ベースの洗剤やクエン酸を使う。(写真上右)。

ロハス(=LOHAS)はLife styles Of Hearth And Sustainability の略。地球環境の保護と健康な生活を最優先し、人類と地球とが共存共栄できる持続可能なライフスタイルと、それを望む人たちの総称です。'00年にアメリカで発表されたアメリカ人のライフスタイル調査から生まれた言葉で、最近、世界的にも注目され、日本でもあらゆる分野でこの言葉が使われています。「健康」や「自然環境」への関心は年々高まっていますが、それらをもっと無理なく、暮らしに生かす。つまり、自然体でいながらおしゃれに自然環境を考え、自分の価値基準で知恵や情報をバランスよく取り入れて、自分にも社会にもよい暮らしを実現しようとする人たちのことです。



井上敏榮 さん井上敏榮 先生
井上さんは10代のころにヨーガに出会い、さまざまなスタイルのヨーガを習得し、ヨーガのインストラクターに。
ヨーガセラピーの第一人者、木村慧心師に師事。
日本ヨーガ療法学会認定ヨーガ療法士をはじめ、アーユルヴィーダ、マタニティー・ヨーガ、アロマテラピーなどの資格を取得。
'93年から、ヨーガスクエア・ディーバを主宰。

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