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~ マインドフルネスの癒しの力 ~


11月14日に参加した「マインドフルネスフォーラム2012」のジョン・カバットジン博士
の一日ワークショップの様子をお伝えいたします。
マインドフルネス・ストレス低減法(MBSR)は、ジョン・カバットジン博士が開発した
ストレス対処法です。
当初は、慢性疼痛に悩む患者さんを対象に実施されていましたが、科学的に効果が実証
されたことにより、世界各地の病院やクリニック、企業、スポーツの分野とあらゆる方面
に適応されるようになってきています。
MBSRのベースになっているのは、ヨーガや禅の行法です。
マインドフルネスについて博士は、下記のように定義しています。
「今ここでの経験に評価や判断を加えることなく、能動的に注意を向けること。」
更には・・・
言葉も思考も超えたもの 根本的な解脱につながる実践」とも語られていました。

今ここでの経験をあるがままに観ていくこと、そこに何の思考も判断も下さないという実践は
とても難しいことです。
私たちの心の性質は、起こるかも、起こらないかも知れない将来の不安や、過去の嫌だった
経験のことを思い出してみたりと、頭の中の物語の中に、ふとした瞬間に取り込まれてしま
うのです。今ここに、心が居ないのです。
マインドフルネス瞑想では、その事に気づいていくことから始めていきます。
気づいた場所が、始まりで、再び「今ここ」を意識していきます。
頭の中の思考、あれやこれやと物語が始まります。それに気づいたら、またそこから今の瞬間に
意識を向けています。 何度も繰り返し実践していくのです。
この実践を繰り返すことにより、痛みや不安、悩みに伴なう思考に振り回されずに、今の瞬間、
瞬間を充実して生きていけるようになるのです。

マインドフルネ・スストレス低減法(MBSR)では、5種類の瞑想法を行っていきます。
①呼吸瞑想 ②静座瞑想 ③ボディースキャン ④ヨーガ瞑想 ⑤生活瞑想
マサチューセッツ大学医学部にある「ストレス低減クリニック」では、8週間のプログラム
の中で、この5種類の瞑想を行っていきます。
このプログラムを受けた方々は、脳の中心部が活性化され、感情に乱れることが少なくなり、
いつ何をすればいいのか。何をやらなければならないのかを区別する力がついてくると語られ
ていました。
今回のワークショップでは、呼吸瞑想と、音に意識を向ける静座瞑想 歩くことに意識を向ける
生活瞑想を行いました。
音に意識を向ける瞑想では、緑が豊かな明治記念館のお庭からは、様々な音が聞こえてきました。
鳥のさえずり、他の部屋から聞こえる音楽の音、電車の音・・・。
博士の鳴らす鐘の音がするまで、聞こえてくる音の鏡となって、音を聴き続けていきます。
瞑想の後では、どんな音が聞こえたか? あるがままに聞くことができたか?を数名の方から
意見を聞くという時間がありました。
どんな思いが浮かんできたか、あるがままに音を聞くことをできたかの意見を交換することが
とっても重要だと博士は、語られていました。
自分だけでなく、他の方も様々な思考が浮かび、自分の作った物語の中に生きていることを知る
こと。そして、そこから多くの気づきを得ていきます。
その気づきは、私達がより健康になるための大切なメッセージなのです。
あるがままに受容することで、穏やかさを取り戻していくのです。

「人生の中でコントロールできるものは何もない。その事とどのように関係していくかを
コントロールすることは出来る。 自分自身にも優しさと思いやりを持ち、ナビゲーション
しながら導いていく。そして、自分の思う自分と、本来の自分は同じものなのか?という
この疑問を持ち続けていくこと。 私達には、もっともっと大きな能力があるのです。」

博士が瞑想の中で語られた言葉は、今も心に響いています。
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