心の湖を見つめてみませんか?

美しい湖
風もなく、湖面が静かだと、湖はものを映し出す鏡のようですね。
しかし、湖に石を投げ入れれば、さざ波が起こり、映っていた映像は歪められてしまいます。
湖は、心を表し、石は、外側からの刺激であり、さざ波は心の働き、揺れ動く心の波を表わして
います。
この心のさざ波は、心の奥深くにある真我(本当の自分)を意識する妨げとなります。

ラージャ・ヨーガの原典である パタンジャリの「ヨーガ・スートラ」第1章2節目には、
「ヨーガとは、心素(チッタ)の働きを止滅することである」と定義されています。
心の波を制御することができたら、真我を意識することができたならば・・・
この定義は、ヨーガの目標であり、ヨーガ・スートラの主題ともなっています。

心とは、心素(チッタ)に蓄積された過去の記憶や、自分の作り出した想念(思い込み)に
引きずられ、その為に、心の湖を濁らせたり、波立たせたりしてしまうのです。
しかし、心の奥深くにある真我は、常に変わらずにそこに在ります。
映し出す鏡(心)の問題であり、これを本当の自分と同一視してはいけないのです。
その厄介な心を浄化し、心の湖を濁らせたり、波立たせたりしない為にもヨーガの瞑想を
日々の生活に取り入れることをお勧めします。
まずは、今の心の湖の様子をありのままに観察するところから始めてみましょう。
どんな外からの刺激に過剰に反応してしまうのか? 心を波立たせているのか?
好き嫌いの感情が湧いてくるのか? 心の湖を濁らせているのか?
一度、呼吸と共に・・・ありのままの心の湖を観察してみます。
長きに渡り、抱え込んでいた過去の記憶を少しづつ整理し、そして、クリーニング(浄化)して
いこうという心の意識を高めていきます。

心を波立たせる原因となる過去の記憶や想念(思い込み)を少しづつ取り除き、外側からの
刺激に過剰に反応しない不動の状態へと心を導いていく努力(勤修)をしていきましょう。
  ~ 皆様の心が、美しい湖のように静まり清らかであり、
               真我と繋がっていけますようにお祈りいたします ~