今日は、どんなお天気でしょうか?

羊
幸、不幸とは、私達が自分の心を通して、生じた出来事をどう見るかにかかっています。
ヴェーダ聖典では、「この世界は、汝の心によって造りだされている」と、哲学的に説かれています。
今日は、インドの聖典の中に出てくるあるお話をご紹介いたします。

ある旅人が、人里離れたある避地に行って、一人の羊飼いに尋ねました。
「今日は、これからどんなお天気になるでしょうか?」
尋ねられた羊飼いは・・・
「もちろん、自分にとってすばらしいお天気になると思います」 と答えました。
旅人は質問します・・・
「どうやったら、あなたにとって、すばらしい天気になると分かるのですか?そうなると言えるのですか?」
羊飼いは、次のように答えたそうです・・・
「それは、次のような理由があるからです。天気のように自分がコントロールできぬこと、自分が
 変えることができぬことに対して、自分は昔から、どんな天気になろうともそれを好きになろうと
 してきました。ですから、自分は心安らかなのです。
 一年、三六五日、自分は大好きな天気に恵まれることが常に分かるのです。自分はお天気を変える
 ことはできませんので、どんな天気に巡り合っても、それを好きになろうとしてきたからです。
 ですから、自分が好む事だけを、常に手に入れようとしているかわりに、自分がたとえどんな事を
 手に入れても、それを好きになるようにすることの方が、賢いと心に決めたのです。
 
 そんなわけで、自分はどんな天気に恵まれても、いつもその天気は自分にとって素晴らしいのです。」

自分では、コントロールできないこと、たとえば・・・お天気、試験の結果、他人の評価、人の心など
にエネルギーを使ってコントロールしようとする事は無駄なことのようですね。
自分のコントロール出来ないことを、コントロールしようとすることにより、苦しみの原因が生まれるのです。
そのことに気づきを得て、そして、自分の心の持ち方(認知)を変えることで、苦しみの原因を取り除く
ことも可能なのです。
自分に今日、与えられた課題(問題)の受け取り方、そしてその行為の仕方が大切なのですね。

さて、あなたにとって今日はどんなお天気(どんな一日)でしょうか?