ヨーガの瞑想法について

カイラス山
今回は、ヨーガの瞑想法についてお話します。
基本的には、ヨーガの瞑想法は以下の四段階に沿って実習されます。

①聴聞(シュラヴァナ)・・・聖典や聖話、師匠の話を聴聞すること。
②熟考(マナナ)・・・自分で繰り返し熟考すること。
           永遠なる真理に思いを凝らすこと。
③深い瞑想(ニディディヤーサナ)・・・無心の意識状態への深い瞑想のこと。
④悟り(ギヤーナ)・・・悟りの境地(閃きを得る)

仏教の瞑想は、①、②が欠落して日本に伝えられているとのことです。
①と②が無くては、無念無想の境地に入れるものではない。という考えを基に
ヨーガの瞑想では、①~②の瞑想法として、テーマを持って自分を調べることを
行っていきます。

例えば・・・
「自分が感謝したこと」「自分が怒ってしまった時のこと」など、その時の自分の
意識の動き方を調べつくすのです。
こうした瞑想の作業を繰り返すことで、自分の心を自在に制御できる能力が次第に
身についてきます。
日頃から人の話に耳を傾け、勝手な思い込みなどを無くすことも大切です。
自分は本当は何を望んでいるのか? 熟考を繰り返していると・・・
以外にも自分が本当は何を望んでいるのかを知らない、気づいていないことに
気づくこともあります。
頭を柔軟にし、様々な視点から、様々な立場に立って考えてみましょう。

「自分は、こんな考え方の人で、ずっと変わらない・・・」
「今の自分を変えることは無理だ・・・」 などの思い込みはありませんか?
それらの思いを手放す覚悟と共に、一歩前に進んでいきましょう。

ヨーガの勉強会で知り合ったエアロビクスの先生のお話です。
何回目かのヨーガの勉強会の最後に彼女が私に語りかけてきました。
「自分が思っているより、より良い心の状態があるんだ。ということをヨーガを勉強
することによって初めて気づかされました。そこに向かって更に勉強していきたいです。」
何か大きな発見をした喜びに目が輝いていたのがとても印象的でした。

さて、今年一月の聖句カレンダーは、「生まれて 進化せざれば 生まれざるに同じ」です。
ヨーガの瞑想法で、日々、自分自身を進化させていきましょうね♪

今年もよろしくお願いします。