バガヴァッドギーター ~ 神の詩 ~

タージマハール
10月19日にバガヴァッドギーターの勉強会が行われました。
当教室の生徒さん、そしてヨーガ療法士やヨーガを勉強して
いる方々に、多数お集まりいただきました。

バガヴァッドギーターは、世界的によく知られた聖典である。
しかし、単独で書かれた聖典ではなく、元々はその著書が
聖師ヴィヤーサだといわれている十八巻九万詩節から成る
大叙情詩「マハーバーラタ」の中に収められている、ヨーガに
関する智慧の書である。

インドでは、ある説話や思想を伝えるに口伝を重要にしていた
ので、口伝が文字化されるまでにかなりの時間を要するので、
紀元前のはるか昔から、バガヴァッドギーターの智慧は語り
継がれていたのではなかったとも言われている。

バガヴァッドギーターは、「平等の境地」に立つための智慧である。
今回の、第十八章 ~行為の放棄による解脱 ~ 54節によると
「絶対者ブラーフマンと一体となり真我が静寂状態になった者は、
嘆くことも期待することもなく、万物を平等と見て我を最高に信愛する
ようになるのだ」

我々が何か行為(働き)をするとき、それぞれに動機はあるはずです。
しかし、その結果に縛られてはならない。
その結果に縛られることがなく、我々は絶えず働かなければ
ならないのです。
あらゆる働きは必然的に、善と悪との混合であります。
善と悪とはともに、その結果をもたらすでしょう。
自分では善意だ思って働いた行為の結果が、自分の思うような
結果(他者からの反応)がない場合も多々あります。
その働きに非難の声が上がることもあるかもしれません。
しかし、その結果に執着し、縛られてはならないということを
バガヴァッドギーターの中で繰り返し説かれています。

このような聖典から得られる知識は、我々の不幸を永久に除く
ことのできる唯一のものであります。

聞きなれない言葉や記述が多いので、私には関係ないかも
と思われそうですが、実は身近であり、自分の今の悩み、
長い年月縛られていた心の悩みから、我々を助けてくれる
大きな力があります。

~ ヨーガ療法学会の理事長である 木村慧心先生の最新のヨーガセラピーの
                興味深い情報も得られますので、お気軽に参加下さい ~