”オーム シャーンティ シャーンティ シャーンティヒ”
シャンティを求める心からの祈りは、ヨーガの真髄ですね。
神様からインドの地に授けられたヨーガでは、数々のマントラを唱え、祈りによって瞑想の成就をはかります。マントラの音がもたらす満ち足りた静けさは、本当に素晴らしいですよね。
そもそも”マントラ”という言葉の意味は、「死の恐怖を取り除く」とか「心を落ち着ける」というものだそうです。サンスクリット語でつづられた神様へと向けられるその”音”は、とりとめのない私達の心をすぐに神様へ結びつけてくれる不思議な力を持っています。
さて、私達がアーサナなどのクラスで良く唱えているものは、シャンティ マントラと呼ばれる種類のものです。両手を胸の前に合わせ「オーム サハナー バヴァツゥ…」とか「オーム サルヴェ バヴァントゥ スキナハ…」と唱えれば、静けさや落ち着きを心に留めることができます。
そして、このシャンティ マントラの結びは、いつも「オーム シャーンティ シャーンティ シャーンティヒ」とシャンティという言葉を三回唱えます。
この「シャンティ」という言葉の意味は、寂静、調和、平和という意味ですが、それを三回唱えるのは、次のような意味があるそうです。
始めのシャンティは、自分の心と体が健康でありますように…、
次のシャンティは、人間関係を始めとした人為的なものとの関係が調和を保てるように…
そして最後は、天災などの災いから守られ平穏でありますように…
心や身体の健康も人間関係も、そして天災も、自分が注意できることなど、ほんの僅かしかありません。この世界は常に変化していますし、その中で私達が心地よいと思える状態を感じることができるのは、本当に素晴らしい小さな奇跡です。そして、その恩恵は、やはり神様に依るところが多いのですね。
こうしてマントラを唱えることからもわかるように、ヨーガは神様の恩恵を祈り待ち、「シャンティ」の境地を心にもたらすものとも言えるでしょう。シャンティは心の落ち着き、平穏の象徴ですが、自信にあふれた心も、実はシャンティに他なりません。あるいはストレスに悩まされた心がヨーガによってシャンティを得た時には、平常心や識別に優れた、良質なものを生み出す源泉となっているのです。ヨーガのキーワードとして、「シャンティ」は、大切な道標になりますね。
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