”身体は、年老いても、心は、歳をとりませんよ!”
目の前の霧が晴れるようなメッセージを下さったのは、日本マタニティ ヨーガ協会の森田俊一先生です。産婦人科医である森田先生は、ヨーガの実践者でもあり、インド哲学へも深い造詣を持っておられます。日本におけるマタニティ ヨーガ普及のまさに立役者!
私は、先生の研修会で勉強させていただいてから、ほぼ22年が経とうとしていますが、確かな実績と知識を惜しみなく教えてくださる森田先生のおかげで、ディーバでもしっかりとしたマタニティ ヨーガのクラスを続けられています。
さて、今回のマタニティ ヨーガの研修会の冒頭で、先生は、まず「ネガティブな事態への対処法」をテーマにお話しくださいました。
一般的に女性は、ホルモン分泌の変化が男性に比べて大きく、ストレスを受けやすいと考えられています。それは、妊娠時にも同じく、妊婦さんは、これまでと違う激しい変化によって、心身もバランスを失い、戸惑いをみせることがあります。
また、周囲の環境も、妊婦さんにプレッシャーを与え、「つらい」という言葉をぐっと抑え込んでしまい、うつ状態をもたらすケースも!
気分が滅入り、自分はだめなんじゃないぁ、弱いんじゃないか…といった孤独感が、どんどん周りとの壁を高くし、”ネガティブの森”に入り込んでしまいます。
頑固な性格で柔軟な思考が持てない…、自己肯定感の希薄さにより自信が失われ、言葉や行動が緊張し、ぎこちなくなってしまう…、
こうした状態は、実は、もって生まれた性格というよりも、ストレスに影響されてしまえば、誰しもが陥ってしまうものだと思います。
”ネガティブの森”の住人になってしまうのは、人間社会では決して特別なことではありませんよね。
そこで、森田先生は、”好き、嫌い、寒さ、暑さ、といった対立的な二極があるのが自然の法則、しかし、それに心の自由が奪われないようにすることが、ヨーガを日常の生活に生かすこと!”と、教えてくださいました。
”いい子に育っても、いい子に育たなくても、それは、たまたまそういう子が与えられたのであって、決して自分の責任じゃないよ!
失敗しても、成功しても、それは、あなたの責任じゃないよ!
うまくいっても、失敗しても、第三者的な目をもって見て、巻き込まれないように気をつけよう。
人生は思うようにはならないもの!
だからといって、無力感にさいなまされ、落ち込む必要はまったくない。
気分が滅入って、自分を追い詰めてしまう前に、誰かと話しをしよう。
助けを求めよう!
私だけが、なぜ? などと、問題を自分で抱え込む前に…」
マタニティ ヨーガの講習ではあるのですが、”ネガティブの森”へ入り込まないようにする知恵は、誰しもに共通のことと思えました。
そして、元気なとき、余力のある時こそ、信頼できる家族、友人、仲間を大事にし、気分転換のための散歩や買い物など、自分がリフレッシュしやすい行動を具体的にしておくことも重要な心構えとなるでしょう。
いざという時の対処法は、準備があれば、効果も抜群ですよね。
何よりも、自分の考え方を洗練しておくことは、何にも勝る財産!
ヨーガの智慧のように、何千年もの間、ずっと変わらずに伝承された宝の山を、私も、今一度見直していこうと思います。
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