神戸の元町三宮から歩いて通える【ヨーガスクエア ディーバ】にて土曜日の夕方のクラスを担当しております谷畑昭一です。
さあ、今回は、簡潔ながらも、投影とはどのようなものであるのか?そのメカニズムとはどのようになっているのか、ほんの少しですが、核心的なものについて触れていきたいと思います。
「投影のメカニズム」について
たとえば、「真の自己」たる私たちは、誰もが「神様」が創造された、もしくは、「神様」がご自身を延長された「光」だとします。
しかし、どういうわけか、「神様」を超えるものがあるかも?という、ほんの些細な願望を欲求として想像してみてください。それによって想念が生じたと信じることで、「神様」を拒否したとする、その象徴となる「原初のブロック」を作り出した…
わかりやすく神話風にて表現してみます。
この「原初のブロック」から生じさせた変形バージョンが今回のテーマとなっている「結婚に対するブロック」となっているのですが…
話しをもとに戻しますと
「投影のメカニズム」をごく端的に言うならば
「真の自己」たる光がこの「原初のブロック」にあたった影が投影となっていて、その影法師を知覚し反応しているということが「投影のメカニズム」ということになります。
そして、この「原初のブロック」は時間を生み出す基盤ともなっているので、時間軸を通じてのさまざまな過去がその形態と解釈とにもとづき、未来という長い長い影法師を知覚していると信じつつ現実へと伸ばしていきます。
ですので、最近、流行しているポケモンGOで用いられている仮想現実を実際の現実に上書きした現実として知覚させ、その知覚にふさわしい反応をごく自動的に余儀なくされているというような現状であると、抵抗はあるかもしれませんが、思ってみてください。
わかりやすい例ですと
酒乱で平然として怒りにまかせて母親(女性)を殴る父親に育てられた娘さんは、すべての女性がとは言いませんが、そのほとんどにおいては、男性と親密な関係という境界線を超えると、その男性に酒乱で暴力をふるう父親を仮想現実として投影してしまいがちとなります。
その投影によって、現実の男性ではなく、投影された過去の未解決な問題を相手に映し出し、過去の父親のかわりにその問題を相手に解決してもらおうとする、もしくは、相手と解決を図ろうとして関わろうとすることが二次的な問題として現れるのがその特長だと言えますし
また
さまざまなタイプのクライアントとの経験上言えることは、そのような父親との関係に表面意識上は断固として拒否しつつも、潜在的には慣れ親しんだ関係となっている、つまり、親和感を心に抱いているために、そのような男性を嗅ぎつけてしまうと言えるのです。
→次回の投影を癒す「延長のメカニズム」について、に続きます….
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