10月14日(日)、当ヨガスタジオでヨーガ・ヴァシシュタ勉強会が開催され
ました。講師は、日本ヨーガ療法学会理事長である木村慧心先生です。
ヨーガ・ヴァシシュタは、16~18世紀に記述された後期のヴェーダンタ哲学
であり、世俗生活実践の倫理書とも言われています。
「心理作用の止滅により、人間の使命は達成され究極の目的が成就する」
哲学書と聞くと難しい感じがしますが、このお話も「バガヴァッド・ギーター」のように
登場人物を通して、物語のようにお話が展開していきますので、とても理解しやすいです。
ヨーガ・ヴァシシュタのお話の主流は、「ラグー」一族の子孫であるラーマ王子が、
世俗の中での苦悩からどのように自分の人生の答えを見つけていくのかが
描かれています。
木村先生の解説によって、聖典の中の言葉の意味が紐解かれていきます。
私たちは、世俗の生活を楽しもうとする。または、多くの人に自分を認めてもらい
たいと思う。 それが苦しみの原因なのです。
そこには、自分があるから・・・、自分という意識があると苦しいのです。
自分を無くす。自分を冷静に観て、更に自分を無くしていくことが大切なのです。
今回の勉強会で、木村先生が語られた最も印象的なお言葉です。
聖典を学ぶということは、日常の俗世から離れて、自分自身を冷静に観る力を
つけていくとっても貴重な時間であると改めて気づかされました。
★次回の開催は、日程が決まり次第にHPやfacebookでお知らせいたします!
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