今年の冬は、各地で歴史的な大雪となっています。
大雪の影響を受けた方々は、連日の雪降ろしに大変な苦労をしています。
日本は、地震、台風、大雪、猛暑と自然との調和がとても厳しい気候ですよね。
しかし、この不都合なことだらけの天候によって、日本人の忍耐力や精神性が築かれているとも
言われています。 この気候に柔軟に対処するのも修行なのですね。
今月の日本ヨーガニケタンの聖句瞑想の題名は、「生涯修行 臨終停年」です。
これは、人の生涯は日々修行、自分を高める日々であり、臨終の時が来てはじめて、
日々の修行は終わるという智慧の教えです。
臨終停年が、定年ではなく、停年(一時停止)となっているのは、修行に終わりはない
からという理由だそうです。
会社員、そして会社経営者は、会社での成功が人生の目的となってしまっていることが
多いと言われています。
しかし、それは、あくまでも人生を生きていくための手段、生活の糧であって、人生の
目的ではないのです。
会社は、定年までの修行の場なのですよね。
人生の目的は、人生で起きる出来事を通して深みのある人間になっていくことです。
そして、物の本質、自己の本質を観てとれる人となることなのです。
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月別アーカイブ: 2011年1月
人とその心
新しい年が始まりましたね。 穏やかに一年をスタートすることができましたでしょうか。
今年も、ヨーガスクエア・ディーバ、そしてblogをよろしくお願い致します。
今回のテーマは、人とその心です。
私たちの心は、常に感覚器官の対象物に向かい、外側の一過性のつまらない物事に思いを
馳せる傾向を持っています。
そして、その外側の世界を外側に保つことが難しく、様々な状況を自分の内側へと取り込ん
でしまうのです。
人の心の性質は、すべての人が持って生まれたものであります。
心があるので、人は考えたり、判断したり、感じたりすることができるのですよね。
ただの動物と違い素晴らしいことなのですが、上手に心を訓練させなければ、心が
人間を獣の如くにさせてしまうこともあるのです。
今年も、この心と上手に付き合わなければならないのですが、大いに注意しながら
躾(しつけ)ていく必要がありそうですよね。
この訓練法が、ヨーガと呼ばれています。
私たちは、常に観る者でなければならないのですが、観る者と観られる者を
同一視してしまうことがあります。
ヨーガは、観る力(客観視)を強めてくれます。
そして、真摯に取り組んでいけば、人間の苦しみ、悲しみから私たちを切り離し、
歓喜の世界へと導いてくれるのです。
瞑想、真言誦唱(ジャパ)、聖典勉強会参加(サットサンガ)などを行うことも
心の訓練、心を躾(しつけ)ていくことになります。
ディーバに於いても聖典勉強会が開かれていますので、HPでチェックしてご参加くださいね!
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