月別アーカイブ: 2009年10月

骨盤底筋を鍛える

骨盤底筋
骨盤底筋とは、上の図のように骨盤の一番下で体を支えている筋肉郡のことです。
骨盤の中には、膀胱と尿道、子宮と膣、直腸と肛門があり、それをハンモックのように
支えているのが骨盤底筋です。

この骨盤底筋が緩むと、尿が漏れたり、ひどい場合は性器脱になるなど、多くの問題が
起き易くなります。
女性は、妊娠や出産、肥満、便秘、加齢等でどうして骨盤底筋が緩んで収縮する力が
弱まります。
ですから、今回は、骨盤底筋を鍛える体操をご紹介いたします。
まずは、上の図を見て、骨盤底筋の場所をよく理解してくださいね。

【自宅での骨盤底筋体操】
①仰向けに寝て、足を肩幅に開いて膝を立てます。
②両手はお腹の上に置きます。
 親指と親指を合わせて、後の4本の指はVラインの上に置くといいですね♪
③体の力を抜き、特にお腹の力を抜きます。
④肛門と膣を締め、息を吸いながら肛門、膣を胃の方へ吸い上げるような感じで
 締めます。 (サイズの小さいジーンズを寝転んではくときのような感じです・・・)
     ↓
 そして、そのまま締めたまま「1.2.3・・・」と5つ数え、力を抜きます。
     ↓
 これを、5~10セットくらい行います。
★朝、晩布団の中でも行えますので、是非とも毎日続けてください。
【外出先での骨盤底筋体操】
①電車を待っているときにや、オフィスの椅子の上で・・・
 肛門、膣を締め→緩めを繰り返し行い、速度を速めたりゆっくりしたりします。
*周りの人からは、表情を変えなければ・・・(^0^)、わからないのでドンドンやりましょう♪

そして、骨盤底筋を鍛えると同時に、体を全体で捉えて考えることも大事ですね。
内臓は、腹筋、背筋、横隔膜、そして骨盤底筋郡によってバランスよく支えることにより、
内臓の働きを良くし、姿勢を整えてくれます。
ヨーガのアーサナは、腹筋と背筋のバランスを整えますし、呼吸法では横隔膜を鍛える
ことができます。
ですから、ヨーガのアーサナ呼吸法に骨盤底筋体操を更にプラスすることで、全体の
バランスが整ってきますね。
そして、毎日続けることが大事ですね!
 
 
        ~ では、今日から骨盤底筋体操を行っていきましょう ~

マントラ(真言)のパワー

プラシャンティーの朝
マントラは、精神的なエネルギーに満ちた神聖な言葉です。
マントラは、インド最古の智慧の源であるヴェーダの教えが言葉の中にあり、それを詠唱する
ことで、人々を苦しみから解放させてくれるのです。

聞きなれない音階と音の響きなので、自分で唱えるようになるまでは時間がかかりますが、
最初は、その響きを体で感じ、心が開放される心地よさを味わっていくようにします。
当教室でもヴェーダンタ勉強会を開いて、マントラ詠唱、サンスクリット語の勉強をしています。
(→ご興味のある方は、ホームページをご参照下さいね。)

サンスクリット語で書かれたマントラには、その音に素晴らしいパワーが秘められています。
古代の賢者たちは、音に宿るパワーを充分に認識し、それらの音に波長を合わせ意識を高い
レベルに引き上げていました。

そして、ヨーガの教えでは、自分自身への日頃のセルフトークが大切といわれています。
子供の時から、ネガティブな言葉を何度も繰り返していると、そのような行動と思考パターンが
作られてしまいます。
マントラは、自分自身に唱えるポジティブなセルフトークになりますので、心に新しいポジティブな
思考パターンを作り、ネガティブなものと入れ替えてくれます。

マントラは、インドの祭式(プージャ)等で唱えたり、ヨーガの実習の前に唱えたりするものだと
思っている方も多いと思います。
私は最近では、自宅でも、朝、夜や心落ち着かないときに唱えるようになりました。
心が落ち着き、内側から元気なパワーが満ち溢れてくるのを感じとれるようになっています。
今では、欠かせない毎日の日課となっています。

今回は、私が朝、夜に唱えているマントラの一つをご紹介します。
★ シャーンティー マントラ ★
オーム アサトマーサッガマヤー/ タマソーマージョーティルガマヤー/
ムリッチョールマーアムリタンーガマヤー/
オーム、シャーンティー、シャーンティー、シャーンティヒー 
大いなる神様!私達を真実ならざる世界から真実の世界へと、無明の闇から智慧の輝く
世界へと、有限の世界から永遠の世界へとお導きください。
オーム、寂静、寂静、寂静

 ~  是非、日々の生活の中にマントラを取り入れてみてくださいね  ~