月別アーカイブ: 2008年8月

神様への帰依

マザーテレサ
1979年にノーベル平和賞を受賞したマザー・テレサさんは、
”内なる神性を輝かせた人” と言っても過言ではないでしょう。

彼女の存在は大きく、世界中の人々の心に
今もなお生き続けていることでしょう。
私達の役割は、永遠の彼方より存在している 自分自身の
内にある神性への自覚 そして、その神性に基いて行為し
続けることである。
神性は、すべての人々の内にすでに存在しているのですが、
私達との間を隔てているもの(無智さの覆い)があり、
それを取り除き内なる神性を輝かせていかなければならない
のです。
それには、日々の信仰修行と努力が必要となります。
その隔たりを取り除く努力こそが、神様への帰依なのです。

マザー・テレサさんは、ノーベル平和賞の授賞式である
質問に答えました。
「世界平和の為に 私達はどんなことをしたらいいですか?」
 彼女は、答えました。
「家に帰って家族を大切にしてあげてください。」
彼女の答えは実にシンプルであったが、多くの人の心に
響きました。
一番に大切にしなければならない事がわかっていても、
身近にいるだけに、わがままを言ったり、時には困らせたり
してしまった経験は誰にでもあることでしょう。
彼女のように偉大なことは、誰にでも出来ることでは
ありませんが、自分の家族や友人、周りの人々を愛し、
慈しむことは努力すればできないことではありません。

そして、一日一回以上は、心を静める祈りの時間を持ち
マントラを唱えながら、神様の御心と繋がる努力も大切です。

~ 家族、そして自分の周りの人々と調和していきましょう ~

北京オリンピック

北京の水泳競技場
「ぼくの夢は、オリンピックに出ること。その為に
毎日毎日プールに通って練習している」 
水泳の北島康介選手の小学校の作文に
こう書いてあるそうです。
その夢が大きく膨れ上がり、2大会2種目連続の
金メダルという形で叶いましたね。

しかし、彼にも挫折がありました。アテネからの
2年後、マスコミ各社は彼への取材を続けて
いました。
しかし、その頃の彼は、記録が伸びず、思う結果も
出ずに身体にも不調和が現れていました。
その時に、プールサイドにいたテレビ取材の人に
「次のスターを探し始めてください」と言い放ったらしい。
負けず嫌いの彼には言いたくない言葉であった。
外側からの評価や不調和なものから、自分自身を切り
離した瞬間であったようです。

その後、彼は信頼するコーチを信じて、泳ぎ方、練習の仕方を
変化させながら実践していったらしい。
日々日々の練習を重ね、動きに無駄がなくなり、体調も回復し
ストローク数を減らすことに成功していったそうです。
不調和なものから調和のとれたものへと変化していきました。

そして、北京オリンピックに臨み、快挙を成し遂げました。
冷静な判断力と分析力、そして強い熱意をもって持続し
続ける努力によってのみ、万事は成就されるということを
伝え、感動を呼びました。

北島選手の快挙がテレビで放映された日から、市民プール
では、平泳ぎをする子供達が増えたそうです。。。
こうして、感動を与え、次世代へと繋がっていくのですね。

  ~ 次回は調和したものと結びつくことの大切さ
               神様への帰依についてです ~
     

江戸城跡で思うこと。

落語協会  クリーニングの続き 004
手前のお城は、江戸城跡(皇居前)です。 写真の後ろの景色は
丸の内周辺の高層ビルです。 
新旧の違いはすごいものがありますね。

現在放送のNHK大河ドラマ「篤姫」で、何度かこの周辺の景色は
放送されていますね。
あれから、400年以上が経ち、江戸の生活は、大きく変化しました!

ドラマの中で、篤姫様のお食事のシーンが何度かありましたね。
江戸時代は、一日3食の食事で、「三白」と言われていました。
三白とは、「米・大根・豆腐」で、 色が全て白なのです。
その他に、その日の収穫のあったもので、新鮮な魚などを
食べていたそうです。 冷蔵の設備がないので、逆にいつも
新鮮なものを食べていました。

江戸の方々は、白米を、毎日食べていたそうですが、他の地方
では、数回の贅沢であったそうです。
江戸は、毎日でも白米が食べれるので、他の地方の方々の
憧れであったようです。

この頃の日本の食糧自給率は、もちろん100%でした。
現在はというと、40%だそうです。年々減少しているのです。
ちなみに、フランスは、130%で、アメリカは120%です!
日本は、この事をもっと真剣に考えなくてはなりません。
欧米化で、若者達のパン食が増えて、ごはんをあまり食べない
のも大きな原因です。 そして、余分に食べ過ぎてますよね。。
江戸時代の「三白」にもう一度近づける必要がありますね。
一人一人が意識する事で、健康にもよくなると思いますよね。

オイルの高騰で、車で出掛けない方が増えたそうです。
この機会に、江戸時代にタイムスリップしてみては
どうでしょうか。

炊き立てのご飯で、おにぎりを作ってみましょう。
中身の具は、自分の好きな物を入れて。。。

もう少しして、涼しくなったら、近くの山にでも登ってみては
いかがでしょうか。
そして、自分の今の食事、生活様式について立ち止まって
考えてみる機会を作ってみましょう。

気高く咲いた蓮の花 

蓮の花2
蓮の花は、インドとスリランカの国花です。
ちなみに、日本の国花は、「桜」 と 「菊」です。
国花は、その国のイメージをよく表わしていますね。

古代インドでは、ヴェーダ聖典やバガヴァッド・ギーター
に、特徴的なシンボルとして蓮が繰り返し登場します。

泥から生え、気高く咲く花、 まっすぐに大きく広がり
水を弾く凛とした葉の姿が、俗世の欲にまみれず、
清らかに生きることの象徴のようにとらえられ、
このイメージは仏教にも継承されています。

もうすぐお盆ですが、仏教では、蓮の花は
極楽浄土の象徴とされています。