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TOPICS > [チベット旅行記] 〜グルの系譜をめぐる(肌で感じる)旅 〜
トピックス
〔チベット旅行記〕 〜グルの系譜をめぐる旅 〜
ヨガセラピー 神戸元町三宮   日本ヨーガ・ニケタンの木村 慧心先生に同行し、2007年5月から6月にかけての約1ヶ月間、中国チベット自治区にあるカイラス/ティルタプリの聖地へグルの系譜をめぐるラージャヨーガ修行に行って参りました。
旅行前には不安をとりのぞくため、そして高度順応の訓練も兼ねて、前年から富士山をはじめ多くの山に登りました。
スワミ・ヨーゲシヴァラナンダ大師    

今年になってからは、瞑想の時間を増やし、ジムで泳ぎ、走り、ウェイトトレーニングをして体を鍛えるとともに体重を増やし、2週間前から低酸素室にも通いました。現地では、水が体に溜まりやすいので、ダイアモックス(利尿剤)を飲んで予防をし、血圧 脈拍 血中酸素濃度 を一日に4回くらい計り、体調をみながらすすんでいきました。 ネパールから陸路でチベット・Nyalam(ニャーラム)に入り、いきなり約4,000mというハードな行程でしたので動悸・なんとなく胸苦しさを感じたり、血中酸素濃度が下がり、夜中じゅう犬が鳴き続けるので不眠に悩まされました。 ニャーラムでは高地順応のため3泊。昼間は順応訓練のため近くの山(4,100〜4,300m)へ登山。

初めてホテルの部屋に水がないトイレがないのを体験。体も順応していなかったし、明日以降もっと高度が上がることがとても不安でした。今振り返れば私にとって、このホテルでの滞在が1番苦しかったように思います。 我々日本人20人は、チベット人のドライバーとガイド、ネパール人のポーター、コック、ドクター、そしてインド人のガイドの総勢約40人のキャラバンで移動しました。

食事は、コックさんがおかゆ うどん 味噌汁 てんぷらなどの、日本食を用意してくれました。おいしかったですし日本食には随分助かりました。 その他飲料水、湯たんぽ、テントの組み立てを用意して頂いたりスタッフの方々にはお世話になりっぱなしでした。
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高地順応のためホテルに3泊   昼間は順応訓練のため
近くの山(4,100〜4,300m)へ登山
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昼間は順応訓練のため
近くの山(4,100〜4,300m)へ登山
  魚貝類・卵・肉を食べないベジタリアンの食事

食事がすめば後は、排泄です。(笑)でも、トイレがない!水がない!
ホテルに宿泊できる日もありましたが、ホテルのトイレは男女共同でインド式ひしゃくで流す、もしくはホテル内にトイレがなく外に出て用を足す。水道は出ない時も多く、だんだん手を洗うことを忘れていきました。

移動はトヨタのラウンドクルーザーで、まる一日移動の日もありました。おかげで今では移動するのが苦ではなくなりました。
道はがたがた道で、砂ぼこりが窓を閉めていても入ってくるし。その上、車には冷暖房なかったので車中はとても暑く半そでになり、外は日差しが強いのですが冷たい突風がふいているのでゴアテックスやダウンを着ていました。
宿泊はほとんど「一人用テント」でした。
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一人用テント   一人用テントの中
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テントの中から見た風景   一人用テントが並ぶ風景

5/16に出発し、プージャ(火をたいて祈る儀式)をしながら、5/24には、マナサロワール湖(聖なる湖 Manasarovar(4,550m))に到着。プージャの後、冷たい湖の中での沐浴(Holly bath)できるかどうか心配でしたが無事やり終えてホッとしました。その後昼食を済ませアーサナを行う。
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マナサロワール湖・ナムナニ山背景にアーサナ   マナサロワール湖・ナムナニ山背景にアーサナ
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マナサロワール湖・ナムナニ山背景にアーサナ   カイラス山

5/26には、聖山カイラスのベースキャンプ地 Darchen(4,650m)に着きました。雪が降り、1日様子を見ても雪は降り積もっていくのでカイラス山へ向かうのは危険という判断。計画を変更して聖地ティルタプリでのラージャヨーガ修行に。
一日のうちに四季を体験するような感じで、寒いときは夜明けテントの中で−5℃くらいになり昼間は灼熱の砂漠のような暑さ(風が冷たくきつい)になり、急に霰が降ることもありました。
時には朝から夕方まで荒野の砂ぼこりの中をランクルで走りました。目の前には6,000〜8,000mの山々のパノラマが繰り広げられ、とっても美しい景色でした。
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カイラス山    

ビデオ
5/27 スワミ・アートマナンダ大師が修行をされていた 霊地 ティルタプリ(Tirtea Puri)に到着。タルチョ(旗)がたなびいているこの場所では、人々が集まってお祈りをし、祈った後に「石」や「自分の髪の毛・服」などを置いていきます。近くに鳥葬場(ちょうそうば)という、位の高い人がなくなった時に葬る場所などもあります。動画で、風の強さを感じていただけますでしょうか?
ここには、温泉がありました。
動画は こちら から
ごらん下さい
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ティルタプリの温泉で足浴中   ティルタプリにある温泉

呼吸法・瞑想・アーサナの修行をしながら、旅は続きます。
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呼吸法の修行  
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お寺のお坊さんから「カタ」を頂く   マナサロワール湖・ナムナニ山背景にアーサナ
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私の普段の血圧は、上が90〜100、下が65〜75前後ですが、標高4,000m以上にいる間は上が120〜155、下が80〜100、脈拍100前後になりました。又、普段は98〜100の血中酸素濃度が、75〜95になりました。
約1ヶ月の間にチベット高原(標高平均4500m)を4,000キロ近くランクルで移動し、その時々に動悸・頭痛・胃の膨満感・食欲不振・下痢・生理不順・不眠を体験しながらも順応していくのを感じ、旅の終わりにラサのホテルでバスタブに入ったときには、やけに骨が浮き上がり脂肪も筋肉も燃やし尽くしたペラペラの薄い体になってました。(帰国後、体重3.5kg体脂肪が3%減)指先も乾燥でひび割れ、視力が落ち、日焼けetc・・・今思うと栄養失調状態だったような・・・弱ったように見えた体でしたが帰国後、心肺機能が高まり、体は常に熱く、消化力が高まり(始めの約1ヶ月は異常に食欲があり、いくら食べても太らない)体が燃えている感じで以前より元気になっていました。

チベットの旅では、日本の生活とは正反対な物の無いシンプルな所で心と対峙し、心がものすごいエネルギーで喜びも悲しみも作り出し(イリュージョン)、その心の変動で肉体も変化し,改めて心をコントロールする難しさを知りました。その人それぞれの段階での「気づき」があり、自分にとって真実にヨーガに生きるということを考え直し、あらためる機会になりました。

いつも教え導き、この機会を与えてくださったグル木村先生、チベツトで苦楽を共にした方々、応援してくださった生徒さん、スタッフ、友人、家族に感謝の気持ちで一杯です。

ありがとうございました。
これから新たに私の「ヨーガの旅」は続いていくのです・・・。
ヨーガスクエア ディーバ主宰 井上敏榮
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