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人間関係の癒しのための心理講座~結婚へのブロックを癒す編(その4)~

神戸の三宮元町から歩いて通える【ヨーガスクエア ディーバ】にて土曜日の夕方のクラスを担当しております谷畑昭一です。

前回の結婚に関して自分がどのような信念を抱いているのかを書き出してみたことを前提に話しを進めてみたいと思います。

とはいえ、読むだけでもかまいませんのでご参考ください。

bridal

「信念は過去の体験にもとづく?」

ここでご参考までに男性と女性の結婚の信念とその信念を築くに当たっての幼児体験をご紹介したいと思います。

ある男性の結婚の信念は、結婚は初めのうちは亭主関白だがしばらくすると立場が逆転し男はゴミ扱いされてしまう、というもので

この男性は、小さい子供のうちは、自営業だった父親の仕事が終わらないうちは夕食を食べさせてもらえないほどに亭主関白な家で育っていました。

しかし、その父親の仕事がうまくいかなくなり、母親が新規のビジネスを開始し、しばらくすると経済的な支えがほぼ母親の収入となってから、夕食は父親を待たずとも食べられることに生活は一変しました。

この経験から、男性にとって、夫婦関係をカマキリにたとえて、子供を産んだ後にメスに食べられてしまうオスのようなものだと、結婚生活をいつか女性にのみ込まれるものだとして、知らず知らずのうちに、潜在的に女性に対して恐れを心に抱くようになっていました。

ですので、結婚にこぎ着くどころか、女性との交際が長続きすることがなかったのです。

と言いますのは、交際が長くなるにつれて女性との関係は親密になり、親密になるほどに結婚の二文字が心に浮かび上がると同時に、結婚すればそのうちに天国のような立場が逆転し地獄の底まで落とされてしまうという恐怖心がもたげてくるからでした。

したがって、この男性は、この心に抱いた恐れを癒すまでは、自ら関係を壊すように仕向けて壊しては新しく付き合いを繰り返すことを雪国の車のわだちのように、タイヤが挟まったままの車のように進路が決まったかのような男女交際となっていました。

実は、このケースは、私なのですが、この恐れを癒して結婚し子供を四人授かりましたが、一つの問題が解決しても、次の癒しの機会と今でも続いてはおりますけれど、問題解決を外側に知覚するのではなく心の中の問題を知覚し癒せば、道は開けていきます。

次は、ある女性の信念で、彼女の結婚観は、女性は男性の奴隷となるべきであるというものでした。

彼女の父親は、現在でいうところのドメスティック・バイオレンスで、実の娘には手を出さないまでも母親には殴る蹴るの毎日だったようです。

ですので、子供の頃から同級生であっても誰でも男性とは話すことも目を合わせることもできないほどに、男性に対する恐怖心でいっぱいで交際どころか友達づきあいもできない状態だったのですが

不思議と私には男性を感じることはなく、グループワークでも個人セッションでも、女性に対してコミュニケーションをとるがごとくに関われたので、彼女の心の中の恐れそして痛みを伴う信念を癒すお手伝いができました。

それ以降、彼女の努力が実り、結婚の便りが私に感謝の手紙として届くことになりました。

以上の二つのケースを参考にして、自らの結婚に対する信念もしくは結婚観が過去のどのような体験にもとづいているのか?について、振り返ってみてください。

→次回の「絶望に隠された願望」について、に続きます….

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