国民の為の医療  ~ 統合医療について ~

統合医療
前回のブログの アンドルー・ワイル博士は、統合医療の先駆者であります。
統合医療は、博士が教授を勤めているアリゾナ大学医学部から活動が開始され
今では、米国を代表する13の大学で教育が進められています。

このアメリカ発祥の統合医療が、わが国においても調査・研究を推進しながら
広がりつつあります。
上の写真は、日本統合医療学会(IMJ)のIMJ認定医・認定師・認定療法士の
認定試験受験のための必読本です。
ヨーガ療法は、認定療法士の中に含まれています。
西洋医療のみならず、患者に最も適切な療法を選択しながら、治療法を患者と共に
選択していくのが統合医療です。

日本統合医療学会(IMJ)の基本理念は・・・
①患者中心の医療
②身体・精神のみならず、人間を包括的に診る全人的な医療
③治療だけでなく、疾病の予防や健康増進に寄与する医学
④生まれて死ぬまでの一生をケアする包括的な医療

東洋においては「心身一如」という言葉にみられるように精神と身体との関係は
きわめて緊密であります。
本人の心の問題、その人の周りをとりまく環境の乱れがあると、心身に不調和が生じて
きます。
その為に、免疫・自然治癒力が弱まり、病気を引き起こしてしまう事が多いのです。
特に現代社会は、複雑になっている為、病気を診るときは、その人を全人的に診ることが
重要となってきます。 その個人によって問題も多様化しています・・・。
日本統合医療学会(IMJ)の基本理念は、現代を生きる国民の為の医療であり
国民の求めている医療体制であります。
システムの構築には、時間と労力を要すると思われますが、理想的な形を描き
ながら、進んでいくことを強く望みます。